はじめに

 

2003年にスタートした~考える高校生のためのサイト~Mammo tvの連載コラム「映画のある生活」が、こちらのサイトにお引っ越ししました。

「映画の生活」では、現役の高校生の人たち、元・高校生の人たちに向けて、あらゆる国や地域で作られた1本の映画について、ゆるゆるじっくり考えてみることで、

世界には、こんな暮らしを送っている人たちがいるんだという発見の楽しさや、自分たちと同じことで悩んだり笑ったりしているんだなという共感のうれしさ、

ひるがえって、自分たちの生活を見直す機会にしていただけたら……という思いをこめ、1週間に1本の映画を14年間にわたって、ご紹介してきました。

2017年の3月に、Mammo tvでの新たな記事が配信終了になったことを受け、3月末にアップされた「#693 タレンタイム~優しい歌」に続いて、「#694」から、こちらのサイトで連載をつづけていくことになりました。

これまでの「映画のある生活」では、新作映画はもちろんの、時には過去の名作に触れ、いろいろな映画の作り手や登場人物に思いを馳せてきました。

インタビューでは、ハリウッド・スターの来日から、映画祭に訪れた新進監督まで、機会はさまざまに、今後が気になる監督や俳優さんにお話をうかがってきました。

いまや世界の映画祭で新作が待たれるタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督や、シンガポールのロイストン・タン監督の若き日のインタビューも、いま見ると感慨深いものがあります。

今後も変わらず、ゆるゆると1本、映画について考えながら、映画作りにたずさわる皆さんの掛け値のない思いを、微力ながらお届けしていけたらと思います。

皆さんの「映画のある生活」が素敵なものになりますように!