前回、今年の東京国際映画祭で、力強い女性たちを描いた作品が目立ったことをご紹介しましたが、今年の東京フィルメックスにおいても、そんな作品に出会いました。
『見えるもの、見えざるもの』(17)が第18回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いたカミラ・アンディニ監督の最新作『ユニ』(21)です。
『見えるもの、見えざるもの』については、以前、こちらでもカミラ監督にインタビューしていますが、
やはり、今回の作品も、自身の見つめる世界に嘘をつかない等身大のカミラ監督の作家性を感じさせます。
~考える高校生のためのサイト~Mammo tv より
前回、今年の東京国際映画祭で、力強い女性たちを描いた作品が目立ったことをご紹介しましたが、今年の東京フィルメックスにおいても、そんな作品に出会いました。
『見えるもの、見えざるもの』(17)が第18回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いたカミラ・アンディニ監督の最新作『ユニ』(21)です。
『見えるもの、見えざるもの』については、以前、こちらでもカミラ監督にインタビューしていますが、
やはり、今回の作品も、自身の見つめる世界に嘘をつかない等身大のカミラ監督の作家性を感じさせます。
2021年の映画を振り返った時、触れておきたいのが今年の東京国際映画祭です。
プログラム・ディレクターが市山尚三さんに交代し、「特別招待」部門に代わって「ガラ・セレクション」が新設されるなど、抜本的な改革が行われました。
市山さんは昨年まで東京フィルメックスのディレクターを務めていましたが、フィルメックス自体が、日本でも世界の三大映画祭のような本来の映画祭の機能を発揮できる映画祭を、ということで始まった映画祭。
そんな市山さんがディレクターに就任したことで、コンペティション部門の15作品も、映画祭として見応えのあるものに(これまではコンペの中に、方向性の異なる配給作品が混ざり、国際映画祭としては、ちょっと不思議なラインナップになっていました)。
その中でも印象的なのが、男性優位の社会の中で闘う女性を描いた作品が目立ったことです。