#777 第33回 フランス映画祭 2026 リポートvol. 1 ~ソフィー・マルソー久しぶりの来日~

3月19日~22日の4日間、渋谷で開催中のフランス映画祭。

今年で33回を迎えましたが、横浜や六本木、様々な場所で開催されてきた、それぞれの年のこと、思い出される方も多いのではないでしょうか。

横浜で開催されていた頃の、来日ゲストと客席がじっくり会話を楽しむ、終了予定時刻が来ても止まることのない、ゆったりとしたQ&Aの模様も懐かしく思い出されます。

渋谷に戻ってきた今年。会場のBunkamuraル・シネマ宮下、ユーロライブには、若い観客も、往年のフランス映画祭ファンも見られ、会場は静かな熱気に包まれました。

20日に上映された『LOL 2.0』では、ソフィ・マルソーが来日。チケットが手に入らなかった方も多いだろう上映会のQ&Aの模様。余すところなく、お届けします。 “#777 第33回 フランス映画祭 2026 リポートvol. 1 ~ソフィー・マルソー久しぶりの来日~” の続きを読む

#773 カミング・ホーム マーク・タートルトーブ監督インタビュー

3月20日(金)に公開される映画『カミング・ホーム』。

孫娘とおじいちゃんがいとおしい『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサー、マーク・タートルトーブさんが監督した作品です。

主な登場人物は、70代後半のおとな世代、3人組。ご近所に住むミルトン、サンディディ、ジョイス。 まず、こちらがミルトン。

演じるのはベン・キングズレ―。写真は冒頭の町の集まりのシーン。ペンシルベニアの小さな町に暮らすミルトンは、きちんと町の議会に出席するタイプ。今日も町を想い、熱心に意見を出します。

そんなミルトンをちょっと心配そうに見守るのが、同じ町に住むサンディとジョイス。二人がこちら。

ご近所どうしの3人は、それぞれ一人暮らし。ミルトンの娘さんは、最近ちょっともの忘れが増えたお父さんのことを心配しています。そんな折……

なんと!

ミルトンの庭に、宇宙船が不時着!

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#772 黒の牛 蔦哲一朗監督 リー・カンションさんインタビュー vol.3

今回が3回目となる『黒の牛』インタビュー。

最終回は『黒の牛』とツァイ・ミンリャン監督作品との共通性について。長年、ツァイ監督の作品に出演してこられたリー・カンションさんは、どのように感じられたのでしょうか。

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#771 黒の牛 蔦哲一朗監督 リー・カンションさんインタビュー vol.2

前回からお届けしている『黒の牛』のインタビュー。

研ぎ澄まされた静かさのモノクロームの映像世界に際立つ、人間の身体性。主演のリー・カンションさんは台湾の名匠ツァイ・ミンリャンの作品の中で、台詞よりもその表情と身体性で多くを物語ってきた俳優。


そんなリーさんと本作で共演しているのが『祖谷物語―おくのひと―』にも出演している田中泯さんや、ジャンルを超え、新たなダンスの地平を感じさせる作品を今も発表し続けているケイ・タケイさんといった身体表現の方々。

インタビュー2回目は、それについて伺ってみました。

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#770 黒の牛 蔦哲一朗監督 リー・カンションさんインタビュー vol.1

先月末から公開されている『黒の牛』。

人が悟りにいたるまでの道程を描いた禅に伝わる「十牛図」をもとに、第一図から第十図に至る過程を、ほぼ台詞を交えることなく、存在の力で見せていく本作。それだけに水墨画のように広がる映像世界、その圧倒的な静けさにいつしか引き込まれます。

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#769 黒の牛 牛嶋神社イベント・リポート

みなさんは『十牛図』をご存知ですか?

書かれたのは中国、宋の時代と云いますから、今から1500年ほど前。そう考えると果てしない気持ちになりますが、

人間が悟りに至るまでの道程を、人間の牛との関係になぞらえ、十の段階で「絵」と「短い言葉」で表した禅宗の図。

とても深い内容が、今の時代で云うイラスト的な感覚で描かれているようにも見え、興味深いのですが、こちらの「十牛図」を映画で表したらどうなるのか。

そんな壮大な思いつきを実現してしまったのが、若干29歳で発表した『祖谷物語 -おくのひと-』で注目された蔦哲一朗監督。

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