今回も、前回に引き続き、10月に開催された東京国際映画祭のリポートをお届けしたいと思います。
例年、こちらのコーナーでは、その年の東京国際映画祭で気になった1作品に焦点を当て、監督にお話を伺ってきましたが、今年の1本は「アジアの未来」部門で上映された『はじめての別れ』。
中国の新疆ウィグル自治区を舞台にした作品ですが、映像で物語る力が強く、何より主人公の子どもたちが鮮やかでいきいきしている。このインタビューの後、「アジアの未来」部門の「作品賞」の受賞も決まりました。
監督は、1987年生まれのリナ・ワンさん。なぜ、この映画を撮りたいと思ったのか、子どもたちの自然な演技はどう撮影されたのか、そして監督が映画作りに大事にしていることはーー? たっぷりと伺いました。